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2006年 11月 19日
テレビドラマ『東京タワー〜オカンとボクと、時々オトン』を観た。
この土曜の夜、放送されることは知っていたんだけど、そこまで楽しみにもしていなかった。観ようと決めていたわけでもなかった。リリー・フランキーの書いた原作の小説はまだ読んでいない。 偶然だった。すっかり放送することは忘れていて、遅めの夕食をとる時、なにげなくTVを点けた。すると始まったところだった。とりあえずで観始めた。最後まで観た。泣きながら観た。 とても良いドラマだった。 ドラマを作るってことはこういうことだ。 先日映画『スクラップ・ヘブン』について書いた記事では単純にベタ誉めだったが、本当に良いと思ったものに関しては(こと映画、ドラマ、小説の類になると)、良かった以外に言いようがない。それで是非観てみてくれとお薦めすること以外にない。 批評する言葉は持ち合わせていると思う。それは、ここが悪いとか、これはおかしいだろうとか、以下の点で○○が解っていないとか、そういうことを言いたい時に使いたい。それに、素晴らしい作品に出会った時に、その作品を体験する以上のコメントを書くことは出来ない。出来るわけがない。だから回り回ってくどくどその良さを説明する必要はないと思う。ただ「良かった」と。「観てほしい」と。僕は宣伝営業マンではなくただの一視聴者であるからそれでいいだろう。 大泉洋がひたすら良い。もちろん田中裕子も。よい役者の演技を観るのはとても幸せな時間だ。 なにかしらの作品を観たり読んだり聴いたりする時に、命題を突きつけられるもの、人の心(良い所も悪い所も)を痛感させられるもの、毒々しいもの、そういったものも好きだが、常々、単純に人を笑わせたり泣かせたりするものはスゴイと思っている。僕は笑えるお笑いも好きだし、泣かせるドラマも好きだ。そして、お笑いの一番の評価は笑えるか笑えないかというところだ。もちろんシュールだとか深いなーと思うものはあって、それはそれで好きなのだが、嫌いなのは、現実にいそうな笑えるキャラを演じて皮肉めいたことをするお笑いだ。それを演劇の一部で表現されればそれはそれで良しなのだが。お笑いで無駄に人間というものを追求されるのは大嫌いだ。 それと同じ意味合いで、泣かせるドラマ作りも、ちゃんと泣かせてくれるものであれば素晴らしいと思う。純粋に優しさとか、悲しみとかを訴えてくれるものが好きだ。 受け取る側それぞれで感じること考えることは違うのが当然だが、その中で、やはり笑うとか泣くという完全に感情によることをさせる作品は素晴らしい。 日常生活において泣く経験は少なくなってきているし、現実に悲しみは味わいたくないというのが本音だ。でも泣くことはとても重要なことだと思っている。 日常生活において笑う経験は結構出来る。現実に笑えることが起こるのは楽しい。 感情表現として、単純に笑うか泣くかして生きていけたらいい。怒るとか喜ぶっていうのは少し考えてって部分が混じる。怒るふりも出来るし怒るのを我慢することも出来てしまう。喜ぶのも同じだ。 とにかく、テレビドラマ『東京タワー〜オカンとボクと、時々オトン』はとても良かった。 正直原作を読んだ方がどう思ったのかはわからない。小説、漫画が原作の映画やドラマはほぼ原作を超えられないから、だから、原作を読むより先にこのドラマを観られたことは幸せだったのかもしれない。ただこの作品は、原作を読んでも、ドラマはドラマで良かったと思えるような気がする。 再放送、もしくはDVDが出た時には是非観てもらいたいと、お薦めのドラマであった。 最後に、「全ての男はマザコンだ。」といったようなことをどこかで聞いた覚えがあるが、それでいいと思うし、僕も母さんのことが大好きだ。 そして、全ての母親は愛深き女性であってほしいと思う。
by m-s-t-pink
| 2006-11-19 00:43
| 想
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