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2006年 12月 18日
文体について考えてみるナリ
いきなりコロ助のパクリである。「ころすけ」を変換すると最初に「殺す毛」となったよ。 例えば、辻仁成。彼の作品は好きなものが多いが、文体でいまいち好きではない箇所がときたまある。意識的な語尾の省略、それがリズムを崩してしまう。狙いとしては良いのかもしれないが、使いどころのセンスがないのだろう。 語尾で言えば最悪なのが、恩田陸のよく使う、「〜かしらん?」 登場人物の女の子が、コメディでもないシックな世界観の中の台詞で吐く。 「これはひょっとして夢なのかしらん?」のように。「〜かしら?」でよいじゃないか。 そう言われるともうとたんに女の子がアホな子に見えてきて台無しである。 さて、文体と言いながら語尾の話が続いているが、 語尾は大切である。 語尾は大切だ。 語尾は大切なんだ。 語尾は大切ナリ 語尾は大切。 語尾は大切かしら? 文章を書く時、論旨、核、展開、そういったものを練るのは当然のことで、それと同様に文体にも気を使うべきだと思う。が、しかし、文章はリズム、流れるように流れるように、思考は止めどなく溢れ指先は軽やかにキーを打つ。という1文を書いてみたが、そうなってくると文体を考えてる暇はない。話し言葉であれば、遡って加筆修正することは出来ない。もちろん改めて言い換えるということは出来るが。 「さきほど、超美味しい、と言ったけど、やっぱそんなでもないね。」と言うことは出来ても、 「さきほど、超美味しい、と言ったけど、とても美味しいです、という発言に直したい。」という発言は不自然だ。(書いた)文章であれば、戻ってこっそり書き直しておくことが出来る。流れるように書いたといっても1度読み直してみる必要があるということだ。 ウェブログをこうして書いている。詩でも小説でも評論でもなく文章を書いている。考え方であったり想いであったり無意味であったりといろいろだが、文章という表現方法だ。さあ、どうしよう。恥じらいもなく大公開してきた文章の数々。これからも書いていくつもりだ。どんくらい何を書く気だ? せめてだ。せめて読みにきてくれる誰かに、それはつまりあなたであって、読んで良かったと、笑わそうとか癒そうとか泣かそうとかましてや怒らそうとかそういう意図ではなく、単純に読んで良かったと、そう思ってもらえる文章が書けたらいいと思っている。
by m-s-t-pink
| 2006-12-18 23:44
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