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2007年 04月 10日
僕は野球には興味もなく、疎い。観れば楽しめるくらいのルールは知っているが。
野球選手の名前なんて、メディアで大々的に取り上げられるものしか知らないが、だから当然、松坂は知っている。メジャー入りか。しかし、どこのチームに入ったのかは耳を素通りして忘れていた。 初登板したという先週のニュースでレッドソックスという名を聞いて、おお! と思ったのにはわけがある。 その期間、まさに松坂の初登板の日の前々日くらいからその日をまたいで読んでいた本が、『ミス・ジャッジ』堂場瞬一著、だった。これは、野球を題材にした作品なのだが、その主人公がちょうどメジャーリーグ入りした日本人ピッチャーで、それもそのチームがレッドソックスなのだ。 松坂のニュースを聞いた時、あれ、同じだと思った。こういう細かな偶然のリンクは、生活の中に結構あって面白い。 以前は、バーでそれまで知らなかったウィスキーの名を聞いて、その帰り道に読んでいた本の中で、登場人物がそのウィスキーを飲んでいたことがある。 さて、『ミス・ジャッジ』堂場瞬一著だが、この著者の本は去年一冊読んだことがあった。『8年』という作品でそれも野球を題材としていた。それを選んだのは、小説すばる新人賞受賞作だったことも影響している。 どちらの作品も野球に興味のない僕でも楽しめるものであったが、つまり確かに本のカバーはあからさまに野球ですよ、といったものだが、別に誰が読んでも楽しめるかもしれないものだ。 ただ、僕がこれらの作品を読んで、惹かれたのはスポーツ選手の生き様、生き様というのはお大袈裟でも、心理状態やストイックさ、細かい試合描写だったりする。 スポーツといっても、青春といったものではなく、大人のプロの世界が描かれる。その描写が一番の魅力だ。そして、人間としてのプロ(人生のプロ)はいないから当然葛藤や未熟さがある。そこらへんのバランスが面白いのだと思う。 繰り返すが、プロの世界、スポーツの世界の描写の部分で、面白い作品であった。 そういう世界観を好きな人にはお薦めできる。
by m-s-t-pink
| 2007-04-10 12:13
| 読書
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