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2005年 03月 06日
監督:マーティン・スコセッシ
主演:ロバート・デ・ニーロ 1976(アメリカ) 久々にこの映画観ました。前に観たのはもう何年も前。その時もすごく気に入った映画でしたが、やっぱりいい映画でした。 普通の人生を与えられて、そこで本当に普通に生きていくのは難しい。退屈と孤独に支配され、何者かになりたいと思いはじめる。きっかけを待つしか出来ず、でもきっかけがなければそれでいつか年が経ち普通になれるのだろう。 純粋過ぎるがゆえに憎むべきものが多くなっていく。腐敗した街、そこに巣食う悪、そこまでだったらまだいい。でも人間だから、生理的に嫌いになったりもするし、自分の思い通りにならないこともムカついたりする。 どんな大義名分を並べても、全てが許されるわけではない。 この映画とてもリアルな映画です。1976年と古いアメリカの映画だけど、むしろここ数年の日本を見ていると合致する点が多い。この映画で描かれている事件の、矛先を間違えたヴァージョンの事件が実際起こり過ぎている気がする。 ロバート・デ・ニーロ(めちゃめちゃ若い!ちなみにジョディ・フォスターとかにもビックリします)演じるトラヴィスに共感するしないは人それぞれだけど、これを狂気とだけ片付けるわけにはいかない。絶対狂気なんかじゃない。これが人間だと、僕は思う。 映画の影響力って恐い。でも仮に影響という観点で見ても、観て影響受けちゃっていい映画なんじゃないかな。 ー雑踏が嫌いな人 ー純粋過ぎる人 ー正義感が強い人 ー何かが出来ると思ってる人 ーでかい事をしでかしたい人 ー信念がある人 追い詰められる前にこの映画を観よう。途中で行動に移すな、最後までちゃんと観て考えて、そして友達を作ってハッピーエンドを迎えよう。 健闘は祈りません。 という感じの映画です。
by m-s-t-pink
| 2005-03-06 18:38
| 映画鑑賞
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