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2007年 07月 14日
木曜日、新宿武蔵野館に映画『不完全なふたり』を観に行った。
演出を省くという演出、沈黙による心情の吐露、淡々としているが、決して冗長な感じはしない。 好きな映画であった。 女性の本質、男性の本質が繊細に描かれている。 僕としては、台詞のやりとりが(本筋でもそれと関係ないシーンでも)とても気に入った。 非常に理知的な映画である。またそれも、練り込んだ脚本ではなく、現場での話し合いや、役者の即興で描いていっているというのは驚きだ。 「私たち、何をしたの?」 「何をしなかったの?」 結婚生活15年目、別れを迎えそうなふたりの口論の中での女性の台詞。 目新しい台詞ではないが、 僕は、これを非常に恐いと思った。 もちろん恋愛でもそうだが、それだけに関わらず、何を成し遂げるのかを意義に生きてしまっているような気がする。また、してしまってはいけないことも考える。 しかし、<しなかったこと>で後悔をするのはとても哀しいことだと、あらためて気づく。 未来に繋がることでなくとも、想い出をたくさんつくるためではもちろんなく、あらゆることを2人でしたいと思う。それは結果として、未来に繋がるのだと思う。たとえ完全なふたりであることを求めることが、正しくないとしても。 この夜は、オレンジの中、たくさんの写真を撮った。
by m-s-t-pink
| 2007-07-14 23:52
| 映画鑑賞
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